雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

打越さくら対話集会 その4

2019.06.30

 有田さんの話は続く。
※   ※   ※
 本日発売の週刊新潮で櫻井よし子が「新潟の選挙おかしい」というタイトルでデタラメなエッセイを書いている。
 「今、過去のどの時よりも拉致問題の解決が近づいている」と言っていることだ。しかしこれは全くのウソ。全然進んでいない。日朝首脳会談は安倍首相が勝手に言ったもので、今実施することなどありえない。
 昨年、北朝鮮は水面下で安倍政権にシグナルを送っている。日朝会談はの条件は1)日朝平壌宣言の履行 双方の解釈の一致、2)日本が過去の清算への意思を示す、3) 総連幹部の渡航解禁と朝鮮学校政策の変更、というのだ。しかし、これに安倍政権はまったくダンマリを決め込んでいる。
 2012年に安倍政権ができた際、安倍は拉致被害者家族を官邸に呼んで、拉致問題は私の内閣で完全に解決する、と言った。しかし、その後、何もしていない。
 小泉訪朝の時は、田中均さんらが1年間で300時間北朝鮮と水面下で実務家交渉をし、それが小泉訪朝、拉致被害者5名の帰還に繋がった。安倍は外務省を信用せず、官邸の関係者でやろうとしている。しかし、北側は外交官でないものに対しては信頼していない。
 安倍首相は最近になって無条件での会談をと言っている。しかし、北朝鮮は、「安倍政権は厚かましい」と論評した。
 間違いなく、塚田一郎陣営はこの文章を利用して「拉致問題の塚田一郎」で宣伝してくるだろう。
 これらがデタラメであることを明らかにして新潟で勝利を勝ち取ってほしい。
※   ※   ※
 司会者として前に座っていると、聴衆の皆さんの雰囲気がよくわかる。面白い話なので、みんな顔を上げて有田さんの話に耳を傾けていた。頑張れば勝利できるという気持ちになった集会だった。

馬場秀幸  カテゴリー:その他

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です