教員の労働時間
以下は、ある中学校の先生のお話。
「教員でも最近は労働時間を減らそうという話になってきた。
問題は、中学校場合は部活だ。新潟県でも毎日の部活は2時間程度、土日に練習をする場合でも3時間程度としていずれかの日は休みをいれる。しかし、なかなかその通りにはいかない。子は部活をやりたいし、親も余り早く帰宅されても困るというのだ。
解決策は、授業時間を少なくするか、或は教員を増やすかの2択。授業時間を少なくすれば子の学力に影響する。教員を増やすことは新潟県の財政事情からは厳しい。なかなか解決策がないというのが実情だ。」
私の考えはこうだ。今学校は忙しすぎる。しかし、維持するべきは授業の質である。そのためには教員にゆとりをもってもらうことが必要だ。部活の活動時間を制限するのはやむをえない(その意味で前加茂市長の提案はよかったと思う)。教員を増やすのが難しいにしても部活の監督を教員に任せきりにせず、地域のボランテアなどで賄うというのもいいのではないか。複雑で困難な時代を乗り切るには学校活動に優先順位をつけて守りきるものとそうでないものとを取捨していくのもやむを得ないと思う。