雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

糸魚川で打越さくらさんの応援演説

2019.06.22

 今日は6時から糸魚川市のまがたまホールで打越さくらさんの応援演説会。私も話をしました。以下は話の要約です。
「打越さんは、弁護士の仕事を通して社会現実を見てこられました。「DV被害者や児童虐待の現実を目のあたりにしてきました」そこから個別の事件の解決だけではなく政治の力で私たちの生活を少しでもよくしたいと決意されました。
 私も、離婚事件などの家庭事件を扱います。夫婦で争い事になるのはお金の使い方の問題です。そして、よくある話で深刻なのが子どもの学費の問題です。親としては十分な教育を与えたい。お金をどの程度教育に割くことができるか夫婦間で考えが違ってもめる。或はそもそも振り向けるお金がなくて困ってしまう。
 この前も、離婚調停でありました。奥さんが、娘には自分でお金を出せず奨学金を借りさせてしまった。娘の奨学金は何とか自分で払いたい。なんていうんです。
 ボクはさすがに、奥さんそれは違うでしょう、と言いました。教育は国民の権利で、教育を施すのは国家の義務なんです。国が教育費をできる限り負担しなければならない。これが大原則です。しかし、今や教育はすべて家庭の責任、自己責任になっています。おかしいと思いませんか?
 皆さん、政府の言っていることはめちゃくちゃです。子どもは3人作ってくれと桜田元大臣は言う。それなら、お金を教育に使わなければいけないのかと思う。しかし、他方で老後の資金が2000万円不足するから貯めるしかないよねという。家庭にお金がいくらあっても足りません。しかも、非正規労働者を40%にしておいて、貯蓄がない世帯を25%にしておいて、国民にいったい自分たちでできますか。何もできません。政府は何をしてくれるのか。何もしてくれません。無策なんです。
 ぼくだったら、こう考えます。1)消費税の増税をストップさせます。2)そして法人税を上げます。大企業への特権的な減税政策を廃止します。安倍政権になってから、大企業の内部留保がどんどん増えて今や400兆円に達しています。お金は大企業に溜め込まれている。それを返せとは言いません。これから少し利益から多くとるのです。そして予算の配分を変える。アメリカ言いなりの予算編成を替えていきます。このためには、現実を直視してきた弁護士としての打越さんの力が必要です。
 新潟県人じゃない、農業を知らない、落下傘候補だとも彼女は言われます。しかし、新潟県人の特質って何でしょう?黙々と真面目に働くことだと思います。打越さんはもう真面目そのもの、新潟県人そのものじゃないですか。農業を知らない?重要なのは事実を知っているかどうかではなくて、事実を知ろうとする気持ち、意欲があるかどうかだと思うんです。彼女は東大の教育学部で研究し、難しい言葉を話すよりもわかりやすい言葉で事件を解決したいと言って弁護士を志しました。
 政治家には現実をみて分析する力と意欲が必要です。不都合な事実を隠そうとする人達と現実を直視して分析して政治に生かそうとする人、後者がいいに決まっています。打越さんはそれができる人!是非、応援してください。お願いします。」

馬場秀幸  カテゴリー:その他

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