10月24日 若い方々の後見役に期待する。
最近、たまたまなんでしょうが、親の事件の打ち合わせや相談に、20代の息子さんや娘さんが付き添ってきて、親と一緒に事件の話を聞いてます(私はさりげなく名刺をお渡しして「何かあったらいつでもどうぞ」と営業してますが)。
親は常に尊敬の対象だったり、模範にするべき対象だという子は多いんじゃないでしょうか。その親が、弁護士の前で、弱気な姿を見せたり泣いたり怒ったりしている。
親の弱気、だらしなさをみせつけられて切ないだろうなあと、私は、子の顔をちらりちらり見ながら想像を膨らませます。その一方で、それはそれでいいことなのかもしれないと思う。
当然、人間ですからいいところもあれば悪いところもある。そういうすべてを見たうえで今後親子として付き合うことができるのなら、いい関係ができていくんではないだろうか。翻って考えれば、事件の打ち合わせに子を同席させるなんてのは親としては度量のある方だと思うし、そこに行こうとする子も、親思いに満ちている。
いつも、相談は真剣勝負で臨んでいますけれど、子どもさんが来れば来たで緊張感が増しますね。