11月30日 赤い雪が降る?
凍てつく朝、姉夫婦が来てくれて我が家の大根の収穫をした。
しかし、今日は私もひまだったので、手伝った。
私が手伝ったことに余程驚いたのか、姉が「赤い雪が降るんじゃないか?」と言ってきた。
なかなかおもしろいことを言うではないか。
※ ※ ※
驚いたことを「雪」で表現することがある。
その昔、大学生のときに、私はドイツ語の授業をずうっとさぼっていた。しかし、これではまずいと思って、東京で珍しく雪が降った寒い朝、授業に出席した。講師が出席の確認をした際に私がいたことに驚いて、「だから、雪が降ったのね」と言った。恥ずかしいことだったので、今でも覚えている。
たしかに、東京と違ってここでは雪が降るのは当たり前だ。「雪が降る」では驚き言葉にはならん。「赤い」「雪が降る」くらいがちょうどいいのだ。