12月22日 小さいけれども意義のある勝利
桜を見る会の資金補填問題は、結局安部首相の公設第1秘書の略式起訴で終結しそうだ。安部首相は不起訴処分だという。
選挙民を買収したともいえる事件、秘書に責任をかぶせて終わりなんてトカゲのシッポ切りでしかないともいえる。しかし、これが日本の現実、検察組織も自民党にはケンカができないのだろう。
そうはいっても、ここまできた意義を忘れてはいけない。おそらく黒川前東京高検検事長が検事総長になっていたら、秘書でさえ不起訴処分で終了していただろう。黒川の検事総長就任が実現しなかったのは、400万余を超えるツイートの力、その背後にある国民の怒りの声だった。声を挙げればやりたい放題を阻止できることもある。この実績を私たちは忘れないように。責任を問われたのは安部ではなく秘書だったとはいえ、意義のある勝利であったことは間違いない。