4月21日 阿部寛と北村匠海の映画『とんび』を観る
阿部寛は『ドラゴン桜』で、北村匠海は『にじいろカルテ』『ステイホームズ』で大好きになりました。
阿部さんは野暮で武骨、そして、北村匠海の演技はいつも全力、捨て身の迫力があります。
『とんび』は母を亡くしてしまった子と父の物語。父はトラック運転手、子は早稲田大学を卒業して出版社勤務を経て作家に。直木賞を受賞するまでになり、とんびの父が鷹を生んでしまったという物語。
じ~んときたシーンは、子が大学進学することになり家を出る当日の話。子(北村匠海)は東京に行くために家を出ようとしているのに、父(阿部寛)は朝からトイレに閉じこもって子と顔すら合わせない。子の旅立ちを祝わなくてはいけないのに、寂しくて素直に祝って上げれない、小心者の父親の姿がよく描かれている。こういう父親は世の中多いんじゃないだろうか?
映画を観れば励まされるよ。自分みたいなダメ親父、世の中にはいるんだなあって。