5月31日 被害は声に出さないと加害者の心には届かない。
アメリカの黒人が警官に殺されて抗議の声がアメリカ全土に広がっている。
今、アメリカで行われている現実は、この前観た映画「レ・ミゼラブル」の世界なんだろうなあ。
長年にわたる鬱積した憎悪が一朝一夕で終わることなんてありえない。ただ、自分が言えることは、加害者は被害者が受けた痛みや悲しみには鈍感で、自分が加害をしたという自覚もないし、あってもすぐに忘れてしまうということだ。だから、被害を加害者の側に訴え続けることが大切である。おかしいと思えば、人種の壁を越えて被害者に連帯をすることだろう。そんな兆しも聞こえてくる。
長い長い歴史の中で一人一人の個人は小さな分子としてできることをするしかない。