雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

6月13日 佐藤俊樹さん「日本は『撤退戦』がとても苦手です」

2021.06.13

 社会学者の佐藤俊樹さん「日本社会は『撤退戦』がとても苦手です。日中戦争や第2次世界大戦もそうです。撤退や方向転換した方がよい状況になっても、やめられずに損害を出し続ける。」という。その原因の一つには政治家が『やるべきこと』の変化に対応できていないことがある。長い間、政治はパフォーマンスが重要で有権者もそれに反応してきた、『命にかかわる重大な決定』をやらずにすんできた。新型コロナによって政治が生活や命に直結するものになったが、与野党ともにその経験がなく、従来の『政治ショー』のスタイルをやめられないようである、と(朝日新聞2021.6.12「中途半端な国 日本」)。
 

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画