雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

6月2日 鈴鹿央士の『探偵教室クロステイル』を観る

2022.06.02

 「青春ドラマっていいよな!」これが正直な感想です。
 自分の青春時代はもう遠くの過去で、しかも思い出したくないことがたくさんありますが、やっぱり青春時代ってのは何か惹かれるものがあるんでしょうね。

 『探偵教室クロステイル』年齢も経歴も様々な人たちがジョーカー探偵学校に入学し、地道な調査の連続に幻滅しそうになりながらも、課題や実習などの経験を重ねていくうちに人間の心に寄り添う探偵という仕事にやりがいを見出していくさまを描いたドラマ。

 主演は鈴鹿央士。鈴鹿といえば『ドラゴン桜2』で自分勝手のガリベン藤井遼を演じて注目されました。ボクも惚れました。
 
 探偵依頼の97%は浮気調査とのこと。弁護士事務所にも探偵さんの調査報告書が持ち込まれますが、案件はたしかにほとんどが不倫事件ですね。
 弁護士の立場からすると、探偵さんもいろいろいますが、実際に「つかえる」資料を持ってきてくれる探偵さんは少ないです。不倫現場の写真といっても、いろいろ相手に弁解の余地を残すようでは裁判にも使用できませんし、安易にそれを使用すると、お客さんは、相手から卑怯なことをしているのかと言われて逆にダメージを受けることもあります。
 ドラマでは、尾行や張り込み、所在調査、盗聴、調査報告書の書き方などなど、結構現実の探偵を取材して業務を正確に描いていたように思います。探偵業も、人間の知らないところを観ることができて奥の深い仕事なんだと思えるドラマに仕上がってました。探偵学校に入学する人、増えるんではないでしょうか?

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画