6月24日 「黒人たちの受難」
人種差別の是正を訴える「ブラック・ライブズ・マター」がアメリカで力強く根強く展開されている。
作家小野正嗣は、黒人たちの受難の経験を綴る文学を紹介し、どうして僕らはその受難の経験を読もうとするのかと自問する(朝日新聞2020.6.24文芸時評「黒人たちの受難」)
「警官に膝で首を押さえつけられ、母に救いを求めながら亡くなった人の姿に、僕たちが深く動揺するのは、彼が人種差別の犠牲者であると同時に、虐げられ辱められた者だからだ。彼の命とともに僕たちの中にあるも辱められたと感じるからだ。は、人種や言語の壁を越えたそうした普遍的な痛みをつねにその懐に宿し、決して忘れない」
話は変わるが、今日のコロナウイルス感染者は19時現在で90人。菅官房長官は増加の理由について濃厚接触者などの積極検査が増加したからだというが、かなり呑気すぎるのではないか?このまま緩和する考えでいるようだが、ホントに大丈夫なのか?