7月15日 教員免許の更新制が廃止へ。
教育免許の更新制について文科省が廃止する方向(朝日210713)。
この制度は、教員の資質確保を目的に第1次安倍政権時代の2009年度に始まった。しかし、教員の負担が増え、教員不足の一因にもなっていると現場から批判が出ていた。
教員の方と話をするが、誰もが多忙を口にする。様々な研修、授業の準備、部活、保護者対応、朝から夜まで働き詰めだという。多忙化を食い止める実効的な制度がない以上、とにかくムダな仕事をなくすことから始める必要がある。そういう意味では、免許更新制に伴う研修制度は真っ先に中止するべきものだったのではないだろうか。教員に対するアンケートでも、免許更新制に伴う義務研修について「研修がたくさんあり必要ない」「経済的・時間的な負担、受講内容の有効性など様々な問題がある」と廃止を望む声が多数あったという(朝日210706)。
とにかく子どもに向き合う時間を少しでも多く確保することが、今の日本の教育に必要と思う。
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