雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月16日 公立小教員の採用倍率過去最低⤵

2021.07.16

 今春採用された公立小学校教員の採用倍率の全国平均が2.6倍で過去最低だった(朝日210625)。
 長時間労働が大きな要因だ。文科省の16年度調査では、小学校教員の3割、中学校教員の6割が「過労死ライン」とされる月80時間以上の残業をしていた、という。公立学校の教員の場合、給与が一般公務員よりも高いだけで残業手当は出ない。いくら遣り甲斐があってもこれでは志望されなくなるだろう。
 「ドラゴン桜」「引きこもり先生」。最近観たテレビドラマだ。学校を舞台にしたドラマは、教育のデジタル化が叫ばれる現在でも健在である。子どもたちと接する教師の仕事はこれからも魅力的な仕事であることに間違いはない。
 要は現在の教師の仕事が忙しすぎるということだ。教師が忙しすぎると、先生も疲れてしまい、やるべき大事なことすらいい加減になってしまい、子どもたちにも悪影響を及ぼすことになるだろう。ムダな研修はどんどん削るとか、教師の負担になる課外活動も縮小するとか、思い切った対策が必要なのでは?

馬場秀幸  カテゴリー:その他