雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月17日 部活の在り方を見直してみてはどうだろう?

2021.07.17

 先生方が多忙というのであれば、学校における部活動について考えてみてはどうだろうか?
 自戒を込めて言うが、娘たちの部活には保護者として前のめりになりすぎた。授業が終われば学校で部活、部活が終われば地域の体育館を借りて練習、土日になれば県内や近県での大会に行き、保護者は子どもらの送迎をする。こんな日常生活を10年近くやっていた。
 子どもや親の熱意が大きければ大きいほど、顧問の先生にはそれがプレッシャーになる。また、土日に学校代表や学校の肩書で大会に出場するのであれば、顧問の先生も引率ということで事実上その大会に同伴しなければならない(義務までにはなっていないだろうが)。部活の指導が好きでしている先生はさほど苦にはならないだろうが、野球をしたこともない先生が野球部の顧問になるなんてのはスゴイ苦痛なんではないかと思う。
 学校に専門的な指導を行える先生がいるとは限らない。だから、先生の負担を軽減するために、外部指導者を部活に招聘しようという動きもある。しかし、これは少なくとも先生の負担にはならない、と私は思う。まず外部指導者と部活の先生とは考えが異なる。前者はどうしても勝利にこだわる。後者は子どもたちへの教育的配慮を考える。部活の子どもたち全員を試合に出場させてあげなければと思うのが先生である(そういう考えは、教師として当然であり正しいと思う)。また、外部指導者がいたからといって、それは「学校」の部活である。そうであれば、いろいろなことでの最終的な責任を負うのは顧問の先生である。
 学校での部活をなくす、縮小する、そういうことは考えてもいいのではないか?
 

馬場秀幸  カテゴリー:その他