雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月19日 それぞれの引き際

2022.07.19

 新潟県議会議員の池田千賀子さんが来年の県会議員選挙には出馬しないことを表明した。事実上の引退宣言である。彼女は、4年前の新潟県知事選に野党統一候補として立候補。花角知事を猛追してあと一歩のところにまで迫った。まだ61歳。引退するにはまだ早すぎるのではないだろうか。
 「いつ引退するのか?」というのが弁護士の業務に関わってくるのは、経営者である。
 経営者である親が子に経営権を委譲する時期をめぐり親子のどろどろした事件に発展することはよくある。
 親は、まだまだオレはできる、子をまだまだ押さなくて経営者に就かせるのは時期尚早と思ってしまう。子は、いつまでも経営権を委譲しない親にいらつき愛想をつかす、というパターンである。事業を子にうまく継承させている経営者は少ないのではないか。まだまだやれると思う人が多い。
 自分も引き際の時期っていつなのだろうといつも考えている。おそらくは、たくさんの仕事にうずもれて野垂れ死にって感じだろうな。

馬場秀幸  カテゴリー:その他