8月1日 市民シンポジウム「コロナ禍の中の菅政権」の報告 その2
各分野から発言があった。まずは地元の大学生。
「⼤学⼀年⽣が終わりに近づいた頃、新型コロナウイルスが全国各地で流⾏しました。私たちにとって、⻑くて退屈な春休みが始まりました。なかなか始まらない授業、⼊構制限で⼊れない学校。私たちは学びの場を失いました。やっと始まった授業では、オンライン授業で、確かな知識を得られるとは思えない効率の悪い活動ばかりで、前年の授業を受けた先輩たちとの習熟の差や、教育の質が落ちているにも関わらず、私たちの勉強不⾜であると判断される評価が、とても悔しい気持ちでいっぱいです。
私は今年、教育実習に⾏きます。私が⾏く実習は、例年通りの実習となり、⼼の中で安⼼しています。しかし、去年は、本来ならば観察期間の1週間と、本実習の3週間の、合わせて4週間あるはずの実習は、たったの1週間に減らされていました。先輩たちは、将来を不安に感じていると話していました。1週間の実習でやれることはやったけど、まだまだできないことがたくさんある。教師になった時、これでいいのかなと思っている、と、教えてくれました。教師になるために⼀番⼤事な教育実習を、コロナが奪ってしまいました。」
この学生によれば、サークル活動も長期間中止を余儀なくされていたという。また、アルバイトも、勤務先の店が経営難でシフトは社員から優先され、アルバイトは以前に比べ半分程度の収入にしかならなかったという友人がいたとの報告があった(この項続く)。