8月10日 首相にやる気がないのなら、国民一人一人が声を上げていくしかない。
私が広島と長崎を知ったのは、小学校の時でした。高田の大和デパートで開催されていた原爆写真展にたまたま足を踏み入れたのです。とにかくその時は、被害の悲惨さに圧倒されました。それから、大学の時に広島の原爆資料館に行きました。覚えているのは被災者の方々の絵、まさに地獄絵だった。当然素人の方が描くもので拙いのですが、被災の現場を直接体験した者だけが描ける迫真性がありました。そして、こうの史代の「夕凪の街 桜の国」。原爆の被害が世代を超えて継がれてしまっていることを初めて知りました。
戦争の記憶の継承が果たしてうまくいっているのかいないのか私にはわかりませんが、私一人に限っていえば、頑張ってこられた方々のバトンは何とか握ることができたと思っています。後の世代に繋げることを実践することと思っています。