9月1日 菅総理 土俵際まで追い詰められる。
びっくりしました。昨日の夜に、菅総理が自民党総裁選の前に解散権を行使するとのニュースが駆け巡りました。自分の予測(8月16日付を参照)は見事にはずれてしまった、と思ったら、今日の朝になって、菅総理自ら「今は解散できる状況にはない」と解散権行使をしない宣言をしてしまった。私たちの見れないところで凄まじい権力闘争が行われているんだろうなあと想像する。この解散権行使否定発言でますます菅総理の求心力は低下していくのではないか?やはり、自民党は「新しい顔」を選んで総選挙に突入するのではないだろうか?
感想をいくつか。
この権力闘争は、権力に執着したい菅と議員の地位を続けたい自民党議員たちの闘いだというのが、やや悲しい。しかし、それでも、菅をここまで追い詰めたのは菅の無策とそれに対する国民の怒りであることは間違いないのであって、国民不在では決してないということは自信をもっていいだろう。
自民党は、菅総理を使用済みとして切り捨てるのだろうが、昨年の秋に圧倒的多数で菅を選んでしまったことの浅はかさを真摯に反省するべきだろう。見る目がなかったということだ。
野党や市民連合は、選挙を甘くみるべきではない。菅政権や自民党に対する批判は高まっても、それは決して野党の支持に繋がっているものではない。野党は、愚直に国民の命を守る実践をしその覚悟を総選挙で伝えていくことが必要なのではないかと思われる。