雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

本田宏「病に喝」 「病は気から」はウソではなかった。

2019.10.24

 全国商工新聞に本田宏医師(以下、「先生」とかきます)が連載を書いています。その名はズバリ「病に喝」
 先生は、1979年に医師免許を取得し、外科医として36年間勤務、今は医療や社会保障再生を目的とした講演、市民活動に参加しています。
 先生はたくさんの患者と接する中で、実は患者の治療への向き合い方が様々で、そその姿勢が不思議なことに病状や病勢にも影響することに気づきました。これが、「病は気から」に関心を持つようになったきっかけだったそうです(商工新聞2019年4月1日、本田宏「病に喝 第1回 私が外科医になった理由」)。
 その後の連載を読んでいますが、なかなかおもしろい。
 第20回目は「泣くこと」の効果、第21回目は「笑うこと」の効果。研究報告を紹介しながら、笑い、泣き、感情をうまく表出することが無意識のうちにストレスを発散し、ナチュラルキラー細胞活性を高める、と書いている。また、千葉大学などの研究グループの調査で、「ほとんど笑わない」人が「健康状態が悪い」と答えた割合は、「ほぼ毎日笑う」場合と比べ、男性で1.54倍、女性で1.78倍になったことも紹介している。
 ボクはまったくこういう理科的な話は得意ではないけれど、顔の表情が固いこととその人の健康との間には何か関連性があるのではないかと日々お客さんに接する中で思っていた。具体的には、表情がさえなくなる⇒病気に対する免疫力が低下するのかな(これはまったくの憶測であった)⇒病気になる、みたいなことを考えていた。だから、親しい客には遠慮なく「病は気から」とか或いは「気合だ」「気合だ」と声をかけていた。
 こういう考えが、まんざらウソでもなかったということが、先生の連載を読みながら確認できたというわけです。

馬場秀幸  カテゴリー:その他