雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

相続 「魂抜き」と「墓じまい」

2019.11.22

 「魂抜き」と「墓じまい」。時代もずいぶん変わった。こういう言葉、20年前は聞かなかったが、最近はよく聞く言葉である。
 「魂抜き」仏壇に込められている祖先の霊をお経を唱えることによって除くこと。仏壇を処分するとき、この儀式をして霊を抜き取ってただのモノにするわけだ。
 「墓じまい」墓にある遺骨を移動させて墓を処分すること。この時も同様に処分する前にお経を唱えてもらうことが必要だ。
 空き家で誰も管理する人がいない。家を解体するのは簡単だが、仏壇や墓を処分にはそれなりの手続きが慣習上必要となる。しかも、墓や仏壇というのは、所有者の問題だけではない。その家から生まれた人などにも関心のあること。なので、仏壇や墓の処分をするにも親戚関係者への配慮を怠らず。

馬場秀幸  カテゴリー:その他