雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

1月15日 敵基地攻撃能力保有と軍事費倍増

2023.01.15

 物騒な世の中になってきました。
 敵の基地を攻撃できる兵器を持つことができるわけですから、普通の戦争をする国家の仲間入りです。日本は平和国家だというのは昔の話です。
 だけど、これで日本は本当に大丈夫なのか?安全を確保するつもりが、隣国に脅威を与え、軍拡競争に拍車がかかるのではないでしょうか。私はそちらの可能性が高いと思います。
 日本が単独で戦争を仕掛けるということはないかもしれません。しかし、アメリカの仕掛ける戦争に巻き込まれる危険は一層高まる気がします。例えば、台湾海峡で中国と台湾が武力衝突をしてアメリカが参戦したら日本も協力しないわけにはいきません。日本は数年前に集団的自衛権が行使できるという考えに変わりました。アメリカが協力をお願いしてきたら、断るわけにもいかないわけです。
 アメリカが常に正しいことをするなんて私はちっとも考えていません。イラク戦争の時のように大量破壊兵器があるからといって攻撃を仕掛けてみたけれど、実際には何も出てこなかったという過去の話もあるのです。こんな戦争に付き合わされたらたまりません。
防衛費が2倍だなんて、どこからそんな金が湧き出てくるのでしょうか?国債だといっても、それは将来の国民が税金で負担するだけで、今負担するのか将来負担するのかの違いにすぎません。少子高齢化で国力が先細る日本に必要なのは、国民一人一人に力をつけさせることだと思いますが、政府に従えば、防衛栄えて国滅ぶということになるのではないかと思います。

馬場秀幸  カテゴリー:その他