雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

10月23日 親にやられてイヤだと思っていたことを知らないうちに自分の子にする自分

2021.10.23

 仕事柄、家族について考えています。
 昔、親にいろいろ言われたことが辟易したことがありました。私の場合は、「実家を継げ」とか「地元に戻ってこい、おまえは長男だろう?」とかでしょうか。東京に行って一旗上げるぞなんて夢見ていた自分にとっては雑音でしかありませんでした。しかし、何と自分も同じようなことを子どもたちに言ってしまっている。大人になると考えることが昔も今も同じなのでしょうか。いつの間にかイヤだと思ったことを忘れてしまう。
 しつけと称する体罰もそうですよね。親から体罰を受けてイヤだったはずなのに、それを自分の子に同じようにしてしまう人がいる。
 自分がされたイヤなことは他人にはしたくない、そういう人が増えて行けば世の中は少しずつ良くなるはずだと思うのですが、なかなか簡単なようで実践することは難しい。

馬場秀幸  カテゴリー:その他