雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

12月10日 長澤まさみの『エルピスー希望、あるいは災いー』を観る

2022.12.10

 今年、いろんなドラマを観ました。いいドラマたくさんありましたが、私の一番は『エルピス』ですね。
 もう旬が過ぎてしまったと周囲から思われている女性アナ浅川恵那(長澤まさみ)と、プライドがあるが今二つパッとしない局デイレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)とが、冤罪を追っかけながら自分の価値を見つけ出していく物語です。
 毎回、毎回、涙が出てくるような心に染み入る台詞がでてきます。脚本は渡辺あやさん。昨年彼女が書いたドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』もすごくよかった。
 『エルピス』のプロデューサーの佐野亜裕美さんは、渡辺あやさんに6年前に出会い、このドラマの企画を思い立った、各社を回っても放送は決まらない、でも、作品は面白い、絶対に放送するという信念は揺るがなかったという。「「エルピス」は価値がないと他者からレッテルを貼られた主人公二人が自分の価値を自分で認めていく物語」という(佐野亜裕美 朝日新聞2022年12月10日「フロントランナー」)。
 物語はいよいよ佳境に入ります。今から観てもおもしろいです。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画