雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

2月27日 弁護士の敷居を低くする。まずは刑事弁護から。

2022.02.27

 「悩み事があっても弁護士には相談しづらい」という話をよく聞く。しかし、地方で事務所を開設して仕事をしてきた以上、「弁護士の敷居を低くする」のが自分の使命みたいなものだと考えている。何とかしなければ。
 今日の朝、最近担当していた窃盗の被疑事件の被疑者の長男から電話がきた。
 「刑事事件ではお世話になりました。だけど、まだ話をきくと問題があるので、その内に相談に行かせてください」というないようだった。被疑者本人からは、接見のときに収入も少なくなり生活に困っているという話を聞いていた。おそらく借金の話なのだろう。
 と思ってふと気が付いた。
 刑事事件の被疑者、被告人、その家族は、対象になった事件になったものだけでなく、それに関連した悩みを抱えている。刑事事件できちんとした仕事をしてあげる、それによって、弁護士も悪くない、と思って、他の悩み事も相談しようかという気持ちになってもらえる。
 そうやって、まずは刑事弁護をして信頼を勝ち取って「弁護士も悪くない」「弁護士も怖くない」と思ってもらう。これば、敷居を低くする近道かもしれない。そう思った。

馬場秀幸  カテゴリー:日常