山田真貴子内閣広報官が続投の見込みとのようですが、即刻退場するしかないでしょう？
　山田さんが「東北新社」から70,000円超えの接待を受けていたわけですが、山田さんが衛星放送の許認可に関する職務権限があったとしたら、これは刑法上の単純収賄罪に該当することになります。職務権限があったのかどうかは新聞報道ではわかりません。ただし、2019年の衛星放送に関係する審議会に山田さんが出席していたこと、その頃に「東北新社」が過剰な接待攻勢をかけていたことは明らかになっています。したがって、収賄罪については決してシロではなく「灰色」なんではないかと思います。
　刑事事件に発展することはないとの予測もありますが、それは犯罪が成立しないからではなく、提供された金額の規模が小さいことからとみられています。
　菅首相は、山田さんが真摯に反省していることを理由に続投を考えているようです。理由は一つ、ブレてはいけないから？
　しかし、疑わしい「灰色」高官を自らの広報担当として継続するようでは、国民の政治に対する信頼がどんどん落ち込んでいくのではないかと思われます。それでいいとでも思っているのでしょうか？