雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

2月8日 離婚事件 相談時に準備してほしいメモのこと

2022.02.08

 今日は仕事のお話です。
 弁護士事務所で離婚を相談される方、何を話したらいいのか、何を聞かれるのか、不安だと思います。弁護士のほうは、できる限り事件の解決の道筋を回答してあげたいという気持ちをもっています。そこで、1回目の相談が有意義になるように、下記のような「事実の経過」や「収入・財産関係」がわかるメモを作成して持参していただけるとありがたい。ホントに大雑把で結構。これを手掛かりに弁護士は聞きたいことを質問していけます。時間を合理的に使えます。それで、最低限⑴離婚できるかどうか、⑵財産分与、⑶慰謝料、⑷親権者はどうなるか、などの回答をすることができます。
                  記

               離 婚 メ モ
(事実経過)
・平成23年1月、友人の紹介で相手と知り合い交際。
・平成24年10月結婚。相手の実家で生活をする。
・平成26年1月、長男出産。
・平成29年12月長女出産。
・相手は子育てに全然協力しない。女性と電話をしたりラインをしたりしている。
・生活費が足りなくて実家から援助してもらう。
・平成31年頃、相手が生活費をくれない。生活費をめぐってケンカ。
・生活費のことで、義父母に相談したら「自分たちは知らない」と言われる。
・令和2年1月、相手のラインをたまたまのぞいたら、女性と交際していたことがわかる。これでまたケンカ。
・令和2年2月、相手は女性とスキーに行く。
・令和3年、子らを連れて家出、実家で暮らすようになる。
・令和4年1月、相手と離婚することを決意。
(収入・財産関係)
・相手:地元企業に勤務して年収400万円、預貯金200万円、車両、生命保険
・私:家事育児、資産は何もない。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事