雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

3月15日 官僚や大臣の答弁がひどすぎる。

2021.03.15

 官僚や大臣の答弁がひどすぎる。
 まず官僚。「会食をした記憶がない」「報告を受けた記憶がない」って言いますけど、記憶ではなくて記録はないんでしょうかね?正確な記録を遺すことが役人の大事な仕事の一つなんではないでしょうか?記憶がはっきりしないのなら、せめて自分の手帳でも証拠で提出してほしいところです。
 丸川珠代オリンピック・男女共同参画担当相。自民党国会議員連名で今年1月30日に、埼玉県議会などの地方議会に対し、夫婦別姓に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を送った文書に名を連ねていたことが明らかになった。そこで、議会では男女共同担当大臣としての適格性を問われたが、7回も答弁拒否。理由は、政治家個人としてしたことと大臣としての仕事とは関係ないということのようだ。しかし、当該大臣になるための選考の要素には、その人の個人的資質や業績が当然に重要視される。丸川の弁解は弁解にすらなっていない。
 武田良太総務大臣。「疑念招く会食ない」と繰り返し答弁。しかし、「疑念招く」かどうかに関係なく会食があったのかどうかに何ら回答していない。しかも、「疑念招く」かどうかは大臣が判断するのではなく、国民が判断することではないだろうか?裁判であれば、こんな逃げの証言は通用しないが、国会ではこれでまかり通っているんだからなあ。
 底が割れた感じがする。これも安倍政権の置き土産ともいえる。困ったものだ。

馬場秀幸  カテゴリー:その他