雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

4月10日 麻生副総理 それを言っちゃあおしめえよと言っても通じないか?

2020.04.10

 麻生副総理、東京都が休業要請をした業者に対して協力金を出すことについて「東京都は払うだけの資金を持っているのだろう。他の県でもそれをやれるのかという感じだ」コメントした。
 国って何のためにあるんですか?国民を守るためにあるんです。国民が苦しんでいるときに「オレ知らねえよ」を言ったらおしまいなんです。本当は。
 外国で国民が人質に取られたり、事件に遭遇したりします。国は救出しなければなららない。そのために大使館や領事館がある。「自己責任だから知らねえよ」って言ってはいけないと思います。理論的にはね。
 でも、この麻生副総理の発言は、「オレ知らねえよ」と高見の見物を決め込んでます。でも、国が緊急事態を発令して国民に休業要請をする。その補償は国の責任なんです(日本国憲法29条3項)。東京とか他の県とかいうまえに国が補償するかどうかという問題です。生活の糧を国に奪われてそれでも自己責任でどうにかしろと言われたら、国家は何のためにある?存在意義って何なんだ?是非皆さんに考えてほしいところです。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事