雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

6月13日 多部未華子の『マイファミリー』

2022.06.13

 5月から結構しんどい事件の準備書面の起案が続きました。それに新潟県知事選もありまして。せっかく雪もなくなってハイキングのシーズンになったのに行けない。日中は事務所で仕事して、帰ってきたらテレビドラマでくつろぐしかありません。コロナ禍が終わりに近づいても、息抜きはやっぱりテレビドラマのようです。
 多部未華子の『マイファミリー』が終わりました。何が起きるのか、犯人は誰なのか、ハラハラしながら毎回観てました。オリジナル脚本だからあらかじめネタがわかるということもないし。
 このドラマの主題は、家族の絆というところでしょうか?実は、これがありきたりで、大好きな俳優の多部未華子が出ていても余り好きにはなれませんでした。家族の絆と言われても、職業柄、壊れる家族だけを観てきた自分には、きれいごとのようにしか思えないのです。
 ただ、ストーリーは最終話になって急展開します。小春ちゃんが失踪(実は犯人に突き飛ばされて死なされてどこかに遺体を埋められたのだと思います)したのは、藤堂(濱田岳)の妻と藤堂の上司だった捜査一課長の刑事吉乃が不倫をしていたことに原因があった。小春ちゃんは不倫の現場を目撃して写真にとり、それを吉乃に見せて別れることを懇願した。吉乃はその証拠写真を小春ちゃんから奪おうとして小春ちゃんを突き飛ばし階段を転げ落ちさせて死なせてしまった。小春ちゃんが吉乃に狂言誘拐まで提案して別れを迫っていたところが何とも痛々しい。もちろん、マセたところはやや現実離れしているとは思いますが、子どもだって大人がケンカしたりギスギスしているのを知ってて悩んでいるんだぞというところあたりがリアルだななと感心しました。
 後は、多部未華子の出産シーンは迫真に迫る演技でさすが、大女優!と思いました。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画