雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

6月28日 小池都知事の入院について

2021.06.28

 新潟日報のコラムで元報道ステーションのコメンテーターをしていた後藤謙次さんがおもしろいことを書いていた。
 二階氏が小池氏にこんな助言をしたという。
 「「選挙では公平に自民、公明、都民ファーストの3党の応援に回るか、どこにも肩入れしないかのはっきりした方がいい」小池氏の入院は二階氏の助言に対する「答え」の可能性がある」(新潟日報2031.06.27「衆院選占う「先行指標」」)。
 新潟でも、同じようなことが過去にもあった。野党統一候補の米山候補が勝利した新潟県知事選である。この時、辞任を表明していた泉田県知事は、野党側から応援してほしいとのラブコールを受けていたにもかかわらず、最後までどちらの候補も応援しなかった。そして、選挙最終盤に行ったのは東京の二階幹事長の事務所であった。その後、泉田さんが自民党公認で衆議院選挙に立候補したのはみんなが知っての通りである。今から思うと、二階からはどちらにも肩入れするなと言われていたのではないかと思う。こういうことがあったので、後藤さんの推論もまんざらではないと思う。
 それから、このコロナ禍と都議選の真っただ中で過労で静養するというのも、報道通りに受け止めることができず何か勘繰ってしまう。政治家は病気を隠す。逆にそれを公表するには何らかの目的がある。安部前首相の二度の辞職などまさにそうだったではないか?辞職後の元気な姿を見るにつけ、実質的には政権を維持する意欲を失ったことを覆い隠すために病気を理由にしたとしか思えない。
 都議選が終了した後、公務に復帰するのか。それとも都知事を辞職して衆議院選挙に立候補か?これから衆議院議員の任期が満了する10月まで何があるのか目が離せない。少なくとも、自民党に対抗する勢力は決して油断をしてはならないと思う。

 

 

馬場秀幸  カテゴリー:その他