雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月25日 妙高山登頂の記 その4 天狗堂から鎖場そして頂上へ。

2022.07.25

(その3からの続き)
 天狗堂は地図上では、燕温泉登山口から全体のルートの3分の2くらいの地点だった。胸突き八丁という難所も抜けたことだし大丈夫だろうと思ったが、それは甘すぎた。天狗堂の標高は1900メートル。頂上は2454メートル。標高差は554メートルある。当然今までよりも急な勾配があるということになる。
 天狗堂から尾根の急な坂がずうっと続いた。少し歩いただけで疲れる。足が前に進まない。それでもたまに心地よい風が吹いてくれる。前を仰ぎ見ると、はるか高いところの岩場で人々が連なって登っているのが見える(1段目の写真)。まだまだだ。
 その内に鎖場にたどり着いた。岸壁で鎖をたよりに登りあがる。ただ、足場がしっかりしていて、鎖を握って踏み外さなければそんなに怖いところではない。そこを上がる(2段目)。それからは、いわゆるゴツゴツした火山岩の岩場を登る。ここでもう足が動かなくなった。そういえば、朝から何も食っていないことに気づき一休みすることにした。コンビニで買ったおにぎりを二つ食べて水を飲んだ。そして歩く。どれだけの時間かかったのかわからないが、岩場の頂上が見えた。前に妙高山に登頂したのは高校3年の時の全校登山で仲間と一緒。今度は一人。感無量である(3、4段目)。



馬場秀幸  カテゴリー:その他