雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月28日 政治と宗教

2022.07.28

 選挙運動に首をつっこむと、なんで宗教団体と政治家とが懇意な関係になってしまうのかよくわかります。
 選挙は、掲示板にポスターを張りつけたり、チラシを折り込んで配布したり、電話かけをしたり、とにかく人手が必要になる。しかし、選挙運動は基本的にはボランティア。選挙の運動員に報酬を支払うことは原則として(宣伝カーで連呼する方々は別です)禁止されています。だから、候補者の皆さん、企業や労働組合に応援を頼んだり、政治家それぞれの後援会をつくったりして動いてもらおうと必死なんです。その点、宗教団体は、結束力のある集団だから他の組織、団体に比べればより頼りになるんではと思います。
 宗教団体にとってみれば、その団体の催し物やパンフレットに政治家が登場してくれるのは心強いですよね。特に有力政治家が応援してくれていれば、それだけで、その宗教団体に対する安心感を与えてくれますよね。統一協会もそれを狙っていたんではないでしょうか。
 
 
 

馬場秀幸  カテゴリー:その他