雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

8月20日 コロナのとばっちりその40 集会で何を話そうかと考える

2020.08.20

 地域の市民団体から30分程度話をしてほしいとの依頼があり、最近は何もしていなかったので引き受けることにしました。
 何を話そうか?
 護憲団体なので、憲法を意識しなければなりません。そして、時事的な要素を取り入れなければなりません。さてさて。
 新型コロナウイルス感染でいろんな飾り物がすべて流されて、とにかく日本人或いは日本の現実が裸にされてしまったと思うんですね。
 自民党は今まで憲法を改憲して緊急事態条項を盛り込むんだと言ってきました。しかし、どうなんでしょう?今回特措法を利用して緊急事態宣言をしましたが、国民から評価されるような業績を遺すことができたんでしょうか。宣言をする一方でGO toキャンペーンとか感染を拡大することを平気でやっている。特措法という立派な法律があっても、人がそれを使いこなせていない。そういう状態をみて、憲法を改憲使用と言っても国民の皆さんは醒めた対応をするんじゃないか。そう思います。
 それから、日本の政治は、国民を守らないということがはっきりわかりました。自粛は命令するが補償はしない。すべての結果は自己責任として個人が負う。本当の国難だと思うんですが、本当に政治は国民のために動いてくれたんでしょうか?
 これに関連して、国民の生命や健康を守る制度が知らない間に貧弱になってしまっているということもわかりました。感染者の増大で医療機関や保健所がそれに対応することすらできなくなってきている。
 こういう裸の現実を見たとき、やっぱり憲法っていうのはいいことを描いている。その器は大事にしなければならないと思います。そして、器に入れる中身がもっと大事。国難を叫びながら本当の国難になったときにリーダーシップを取らない政治家、これは不要です。国民のために汗を流す人、そういう人づくりという中身がまだまだ足りないよなあと思います。
 こんなことを話そうかと考えてます。 
 

馬場秀幸  カテゴリー:その他