本郷直樹さん死去。歌手、享年７１歳。
　「燃える恋人」を歌い、１９７１年第１３回レコード大賞で新人賞を受賞したという。
　どうも記憶がない。この前の年は、にしきのあきらが最優秀新人賞をもらっており、子ども（当時、私は７歳だった）としても、レコード大賞は大晦日の楽しみの一つだったから、テレビを観ていないわけがない。
　１９７１年は誰が受賞したのかネットで調べてみると。大賞が尾崎紀世彦「また逢う日まで」。最優秀歌謡賞が森進一「おふくろさん」。最優秀新人賞が小柳ルミ子「私の城下町」。そして新人賞が南沙織、欧陽菲菲、シモンズ。凄い人や曲ばかり。「燃える恋人」は、当時見たり聴いたりしたことは間違いないが、他の人や曲が凄すぎてボクの記憶から忘れ去られてしまったのだろう。本郷さんはその後も第一線で活躍されながら、晩年は透析治療などで苦労されていたというお話である。亡くなられた方には申し訳ないが、あの時代を想いださせてもらった。感謝、感謝。