雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

9月16日 NHKドラマ『あなたのブツがそこに』を観る その2 

2022.09.16

 ある方から「よくテレビドラマ観ているんですね?」と声をかけられました。
 コロナ禍になってからこの2年余り、ずうっと事務所と自宅の往復でした。事務所で朝からずうっと仕事をしたら疲れます。でも他に行くところもなく、自宅に帰る。夕食食べたらもう仕事する気力もない。テレビドラマでも観るしかないかということになる。
 今、楽しみにしているドラマは、NHKで月~木で放映している15分の連続ドラマ『あなたのブツがそこに』だ。
 コロナ禍でキャバクラで働けなかったバツイチで子持ちの女性亜子(仁村紗和)が宅配ドライバーにトラバーユして頑張る話だ。今週は、亜子のキャバクラ時代の親友でNO.1キャバ嬢だったノア(柳美稀)が自死したことを中心にストーリーが展開していった。
 亜子は自分とノアとを比較して自分が生き遺れているのは、家族という頑張らないでいい場所があったからではないかと考える。という展開はNHK的なのですが、私は別の人間の反応に興味があった。
 それは、亜子の勤務する運送会社の葛西社長(岡部たかし)だ。彼は大阪のとあるキャバクラの常連で(亜子もその店で彼と知り合い彼の誘いがあって彼の会社に来て宅配ドライバーになった)ノアがお気に入りだった。そのノアが自死したことを知り慟哭する。彼は本気でキャバ嬢に恋をしてそして、その死を本気で悲しんだ。真面目な人からみれば、葛西社長はどうしようもない奴かもしれないが、わたしにとっては人間的でステキな人に見えてくる。
 そんなようなことを考えてドラマを観ていると何となく疲れた頭も体も癒されてくる。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍・映画