雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

9月26日 仲間はずれはなぜいけないのか?

2022.09.26

 仲間外れの相談を受けた。
 人を仲間外れにすることが悪いとは思うけれど、どうして悪いことなのだろうかと考える。
 それは、人が社会的存在ということにあると思う。私たちは家庭、学校、職場などでいろいろな人と繋がりながら生活をしている、その繋がりを意識することで社会の一員だという意識、或いは自己肯定感も生まれる。だから、その繋がりが絶たれることは、自分の存在自体が否定されることを意味する。だから、仲間外れは人の心を傷つけるということで、やってはいけない行為なんだ。
 最近成立したパワハラ防止法のパワハラの類型の一つに「人間関係の切り離し」というのがあります。近所付き合いを絶つという「村八分」というのも古くからありました。いずれも仲間外れですよね。
 ただ、学校でも、会社でも、町内会でも、仲間外れというのは外部からは見えにくい。仲間外れと言ったところで、そんなことはしていないと言われればなかなかそれを立証する手立てがない。
 しかし、声をあげないと陰湿さは一層強まるばかりだ。声を上げたことをきっかけにして、他の常識的な人たちがそれはさすがにおかしいだろうと言ってくれるかもしれない。沈黙は自分の心の傷を大きくするだけなので、絶対するべきではない。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事