雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

9月27日 菅義偉氏の実像

2020.09.27

 元総務官僚・平嶋彰英さん。菅が官房長官時代に飛ばされたということで最近マスコミの取材を受けている。
 平嶋さんが菅さんと初めて会ったのは05年6月。地方交付税の制度の説明に行った。この時、菅さんは、出身地の秋田県を例に「(小さな自治体に)学校を二つも作った。立派な体育館まである」「こういうことをしてもやっていける仕組みはおかしい」と義務教育まで攻撃をした、という。平嶋さんは菅さんに手厳しい。「菅さんが相殺で言った「地方重視」がうそだとわかります。」「菅さんには弱者へのまなざしがありません。」とも(赤旗日曜版2020.9.27)。
 元文科省の事務次官前川喜平さん。前川さんが加計学園疑惑で証言しようとした際、官邸が前川さんへの人格攻撃にかじを切ってきた。過去に前川さんが違法天下り問題の責任をとって引責辞任をしていたにも関わらず、菅さんは前川さんが「次官の地位に「恋々としがみついた」と批判した」。前川さんも「人格攻撃を平気でする。公正でも公平でもない、行政の私物化を隠蔽させた。それが菅氏です。」と指摘する(赤旗2020.9.27)。
 マスコミでは「苦労人」とか「たたき上げ」の美談が先行しているが、政治の私物化を実践したきたのが菅氏であったことを忘れてはならない。

馬場秀幸  カテゴリー:その他