雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

交渉事

2019.01.17

交際している女性がいる。結婚したい。しかし、自分の母親に関わるもめ事が交際女性の家族に知られてしまった。交際女性の家族から母親の件についての説明を求められている。こういう内容の相談があった。どうしたらいいものか?

という内容で交渉事を頼まれたらどうしよう?母親のもめ事というのはかつて母親が交際していた男性との間のお金の貸し借りだ。約400万円程度のようだが、母親はもらったお金と言っている。しかし、男性は貸したお金でまだ返済してもらっていない、という。

依頼者の目的は現在交際している女性との結婚だ。これは明確だ。だったら、何とか400万円を用立ててその男性に返済し、母親のもめ事を解決する。これが一番だ。

母親は抵抗するかもしれない。でも、息子の結婚の実現と男性に返済しないで頑張ることを天秤にかけてみる。どちらがこの母子にとって重要かということは明らかだろう。それに400万円程度のお金はまだ若い青年が借金をしても返済できない金額ではない。

だから、借金問題はすべて解決しました、なんてことをマスコミに公表するなんてことは、私だったら絶対しない。火に油を注ぐだけだ。母子の目的が遠のくだけだろう。

 

 

 

 

 

馬場秀幸  カテゴリー:仕事

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