雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

ボクは嫌「嫌韓」派

2019.08.04

 愛知県で開催されている「表現の不自由」展が嫌韓派の脅しによって中止を余儀なくされた。すごく残念だ。
 ボクは朝鮮の近現代史にそれなりの興味を持ってきた。その原点は中学時代にさかのぼる。
 田舎の中学生は、生徒会などの収入を確保する手段として夏休みなると廃品回収をした。廃品回収業者の方と協力しながら個別訪問して古雑誌やガラクタなどを回収する。仕事なのだが、楽しい。なぜ楽しいかと、たまに成人雑誌などが不用品として出される。ボクら年頃の青年たちはその雑誌をその仕事のイットキだけは読みふけることができたからだった。
 トラックの助手席に座りながら、大人の業者とワイ談をする。これもすごく楽しいひと時だった。
 ある夏の日だ。業者の方をわいわい話をしたことを家族に伝えた。家族の反応は意外にも冷ややかで「あの人たちって朝鮮の人なんだよな・・・」と教えてくれた。
 私は、正直驚いた。こんな新潟の田舎町に朝鮮人という外国人がなんでいるんだろう、それも流暢にに日本語を話す。そこから自分なりの現代史の勉強が始まった。そして、地元の高校に進んだ。その頃、たしか1980年初頭である、高校の社会科教科書検定が近隣の韓国、中国から批判を浴びた。「侵略」を「進出」と書き換えさせたことが歴史を改ざんすると批判されたのだ。
 その当時の時代の雰囲気は今とはずいぶん違う。中国や韓国の批判はむしろ正当で、それがおかしいという人々は少数派だったような気がする。まだ、戦争をひきずっていた人がいたし、中国も韓国も経済的には日本に後れをとっていた。日本人にはまだ中国や韓国の批判を受け止める懐の深さがあったと思うのだ。
 それから、ずいぶんと時代の雰囲気は変わってしまった。慰安婦像の展示自体が日本を貶めるというような理由で主催者が脅迫を受けた。そればかりか名古屋市長が「展示を認めれば日本の主張とは異なる主張を認めることになる」「展示をやめれば済む話ではない」と言って主催者側に謝罪要求までしてきた。世の中変われば変わるものだとつくづく呆れる。
 

馬場秀幸  カテゴリー:その他