12月7日 「フラガール」を観る
明日は月曜日だから早く寝ようと思ったのに・・・。ついつい観てしまった。NHKBSプレミアムで夜の9時から放映された「フラガール」。
石炭産業は衰退の一途。合理化で労働者が次々とクビを切られていく。生活と雇用と町の再生を図るために考えたのが、観光産業による町の再生だ。
炭鉱労働者の娘や妻。今まではダンスとは無縁だった者たちが町の再生のためにダンスを踊るといった内容の物語だ。
以前に高田世界館で「フラガール」の上映会をした。いつだったかもう忘れてしまったが。法人を立ち上げて映画館を運営するぞと意気込んでみたはいいものの、実際どうやってフィルムを借りるのか、誰がフィルムを回してくれるのか。なにもかもわからないことばっかりで。とにかく上映会を企画すれば何かが動き出すに違いない、そこで上映会を企画した。そこで選んだフィルムが「フラガール」だった。興行的にはまったくの赤字であった。でも、地元のフラダンスサークルの方々もステージでフラダンスを踊ってくれて、その後の地元に根付いた映画館のコンセプトがそれなりにイメージできていった。ちなみにその頃の世界館のステージは、何か掃除もされていなくてダンサーの方が「木の小さい破片が足の裏にささって痛かった」というくらい粗末なものだった。
その後の世界館は今見てのとおり。いろいろな人の努力で何度も改修がなされ、上映会も実績を積み上げてそれなりに映画業界からも信頼をされるに至っている。でも、自分には「フラガール」を上映した頃がなつかしい。夢を求めて奮闘する人たちにエールを投げかけてくれる名画である。