雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

7月24日 妙高山登頂の記 その3 胸突き八丁から天狗堂まで

2022.07.24

(その2から続き)
 胸突き八丁は、ゴロゴロした岩場の急登である。次の足場を探し、着実に足が地に着くことを確認しながら登る。そうしないと滑って転ぶ。この急登で後から来た人が次々に自分を追い越していく。自分に体力がないことを実感する。
 この追い越されるのが自分にとってはとてつもない快感であった。自分の体力の現実を知らされる。もうダメだなあと思う。それでもあきらめずに登る自分を褒める。こんなことの繰り返しである。おそらくマラソンで長い距離を走る人もそういうことを考えているのではないか。登山とマラソン、もしかしたら似ているのかもしれない。
 1時間近く登ってようやく天狗堂に着いた。ちょうど10時だった。天狗堂は、天狗の飛立ったり下りたりする発着場のような平場になっていることから、このような名前が付けられたのだろう。平場が広がりみんなの休憩所になっている。20代の一人登山の男性と話をした。長岡からやってきたという。富山から来た男性二人組とも話をした。みんないい顔をしていた。

 

馬場秀幸  カテゴリー:その他