7月26日 京アニの事件から1年
スタジオが放火され、36人が死亡、33人が重軽傷を負った事件が1年前の7月18日。それから1年が過ぎた。「亀有」の秋本治さんがエールを送る「京アニゆっくり前へ」(朝日新聞2020.7.18)の記事が読んでて泣ける。
「衝撃を受けたのは吹奏楽に打ち込む高校生を描いた「響けユーフォニアム」です。スポーツなら勝ち負けがハッキリしてドラマにしやすのいにあえて文系の部活。演奏時は40人くらい集まってそれぞれ複雑な形の楽器を持っている。それを曲に合わせて動かし、指の動きまでごまかさず正確に描くなんて。1本の映画ならまだしも何話も続く手間のかかることをやってのけたから、京アニってすごいところだなと思いました。」
「アニメーションは数多くの職種の人たちが集まって作ります。どの人もエキスパートです。京アニはよそから4番打者を集めてくるのではなく自社で人を育て、10年20年と経験を積んだ生え抜きの人で丁寧に作品をつくってきました。会社の気骨を感じ、ものづくりに携わる人間として共感を覚えます」
アニメはジブリの作品しか観た事ないですが、丁寧さというのは画面に滲みでてきますよね。それも年季をかけた職人さんたちが作ってきたというのですから、早く事業が軌道に乗ることを祈念します。事件後初の新作映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は9月18日公開予定。観に行きたいです。