雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

「変わる家族」。でも変わらない不変のものもある。

2019.10.01

 朝日新聞9月25日付「変わる家族 意識は?」
 夫が働き妻が専業主婦で子が二人。国の統計などで使われる標準世帯は今や5パーセントに満たないという。
 体は女性、心は男性の「トランスジェンダー」杉山文野さん。パートナーの女性と結婚し、友人男性からパートナーが精子提供を受けて出産した子を今育てている。
「血のつながりがない親子がいてもいい。多様な家族のあり方を認めることで、だれもが生きやすい社会になる」
「定期的にうちに遊びに来る「生物学的な父」が少し間が空いて久々に家に来た時、娘は顔をみた途端に泣き出して僕の方に逃げてきたんです。血のつながりがあるから自動的に家族になれるわけではなく、日常の時間の積み重ねで家族になっていくのだと今はあ自身をもって言えます」
 杉山さんの家族はなんだか複雑だが、親子の条件が必ずしも血のつながりではないことは、私も自分の昔の体験からそういえる。絶え間ない日常の連続的な時間の積み重ねが親子や家族を形づくる。大切なのは血ではなく触れ合いではないかと思う。

馬場秀幸  カテゴリー:その他