雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

丸山穂高議員に対する辞職勧告決議について

2019.05.18

 野党6会派は、丸山穂高議員の辞職勧告決議案を共同提出するようだ。しかし、これに対して、与党は「国会議員の身分は非常に重い」としてその採決には慎重だという(新潟日報5月18日付)。
 たしかに民意によって選ばれた議員の身分をやすやすと失わせることには慎重であるべきだ。しかし、これは辞職の勧告であり除名処分ではない。
 しかも、丸山は北方領土のビザなし交流訪問団に国会議員として参加し、ソ連に土地を奪われた戦争被害者に対して「戦争をしないと、どうしようもなくないですか」と発言して不快な思いをさせたものだ。自らの地位や立場、場所もわきまえていない発言をした。公職を担うものとしての最低限の品位すら欠くものといえる。辞職勧告すらできないとなれば、国民の政治不信はますます強まるばかりだろう。

馬場秀幸  カテゴリー:その他

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