雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

交渉よりも調停・訴訟のほうが解決が早いと考える

2019.09.03

 お客さんにできる限り話し合いで解決してほしいということを言われます。これがなかなかむつかしい。
 元々、対立があって話し合いができないから弁護士のところに相談に来たのに円満な話し合いと言われてもねえ。弁護士は法律の専門家ですが、話し合いの専門家とまではいえません。「弁護士」の肩書があれば相手が話し合いに応じてくれるというわけでもありません。
 話し合いを希望する人には調停や裁判だと時間がかかると思っている方もいます。しかし、対立するものが進行を管理してもなかなか前に進まない。その点、裁判所は調停でも裁判でも期日を決めてくれますし、中立な立場で争点を整理したりあっせんしてくれますから、物事が比較的整理されて進行します。「急がば回れ」なのです。
でも、交渉で迅速に解決できる弁護士がいたら本当に尊敬します。ボクは到底無理だろうなあ・・・。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事