雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

十日町シネマパラダイスのこと

2019.08.06

 新潟日報で「十日町シネマ物語」の連載が始まりました。昨年7月に閉館した十日町シネマパラダイスの物語です。
 この映画館は、着物会社の経営者をしていた岡元真弓さんが資材を投じて作ったもので、2007年に開館し、昔の名画や独立系映画を数多く上映してきました。
 十日町シネマパラダイスが開館にこぎ着けた頃、私や今の高田世界館の館長の岸田、上越映画鑑賞会の増村さんは、旧高田日活を何とか自前の映画館にできないかと考えていました。ボクらにとっては十日町シネマパラダイスは大先輩でした。良心的な映画を本物の商業映画館と同じように回して運営している、凄いなあとうらやましく思っていました。
 しかし、外からみるとうらやましく映るのですが、岡元さんは病気を抱えながら夢を負い、「過剰投資」と忠告されながらも家族を説得してきたことが書かれてあって凄まじい生き方をされたんだなあと連載の1回目を読んで思いました。
 志さえあれば、地方でだっていろんなことにチャレンジできるということを教えてくれるような気がします。連載の続きが楽しみです。

馬場秀幸  カテゴリー:その他