雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

報連相~信頼破壊のスパイラルに陥らないために。

2019.09.01

 先週放映の「これは経費で落ちません!」で、森若さん(多部未華子)の恋人役の男性が上司から「報連相」「報連相」と言われていた。
 ボクら弁護士も「報連相」が依頼者との信頼関係維持には重要である。
 ところが。それがなぜかできなくて時々依頼者からこっぴどく叱られる。
 仕事が進まないと連絡をしたくなくなる。事件の流れが自分の解決の見込みとズレてくると連絡をしたくなくなる。しかし、連絡をしないとますます仕事に手をつけない、そのうち、依頼者が「どうした?」と催促してくる。まったくこれは信頼破壊へのスパイラルである。経験としていえるのは何も連絡しなくてよかったことなど一度としてない。とにかく「報連相」あるのみである。
 昔、事情があって何も事件を処理せず連絡もせずその結果として依頼者から事務所に怒鳴り込まれたことがあった。業界雑誌に垂れ込むぞと脅された。幸い、大事には至らなかったが、あれほど怖い思いをしたことはない。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事