雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

表現をする人々はスクラムを!

2019.09.27

 文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に一旦は採択していた補助金7800万円の不交付を決めた。
 慰安婦を表現した少女像などの展示を問題視したことは明白である。国の意に沿わない表現行為には牙をむき出しにする。こういう国の姿勢が明確になった。これを「新しい検閲だ」という評する作家もいる。津田大介芸術監督も「事後的に交付決定を覆されたら、企画内容に強烈な自粛効果が生まれる」という(朝日新聞9月27日付)。いずれも正鵠を得た指摘だ。
 真面目に表現活動をしている人はスクラムを組んで国の暴政に抗ってほしい。そうしないと明日は自分の表現活動を台無しにされる。そういうときが来るだろう。

 

馬場秀幸  カテゴリー:その他