雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

離婚:子どもが大きくなるまで離婚を思いとどまったほうがいいのかどうか。

2019.09.13

 夫とは険悪で愛情はない。でも、子はまだ小さい。離婚して片親になってしまうのは子に不憫だ。だから、子が大きくなるまで離婚は思いとどまるしかない。
 これは、よくある話だが、本当にそれでいいのかどうかは考えものだ。
 離婚しないとすれば、子は両親の喧嘩する関係、あるいは疎遠な関係をみて育つ。笑顔がないあるいは仮面的な笑顔だけの家庭。なにかいびつだとボクは思う。
 離婚するとすれば、片親かもしれないが、母親の吹っ切れた顔をみて子は育つ。母と父とがケンカする姿を見なくて済むだろう。
 どっちがいいかは人それぞれなのだろうが、私は弁護士なり立ての頃も今も離婚を進める。毎日毎日愛情をもらえない、相手に愛情を感じない状況で生活をするのは苦痛で、子どもにもあまりいい影響を与えるとは思えないから。
 弁護士にもいろんな考えの人がいる。自分と価値観が合わないと思ったら他の考えの弁護士の話をきいたほうがいい。離婚するかどうかで考えが揺れている人には強くそれを勧める。

馬場秀幸  カテゴリー:仕事