アンビュランス・チェイサーとは、救急車の追っかけです（アンビュランス（Ambulance；救急車）、チェイサー（Chaser；追いかける人））。
　アメリカで弁護士を揶揄する言葉として用いられてきました。弁護士が救急車を見つけると、弁護士がその後を追って病院まで行き、被害者である人に”訴訟で損害賠償を請求しましょう”と勧誘する。弁護士が貪欲に利益を求めて仕事を探す様を現わしてきているのです。

　最近、私の町でも同じようなことが行われているのではないかということを耳にしました。弁護士ではなく、一般の公益法人です。
　死亡された方がいると、その死亡された方の遺族に向けて死亡後すぐの時期にダイレクトメールを送り、遺産相続の手続きや相続税の申告などを記載した広告を送りつけて、無料相談に誘導していく、というものです。
　まだ、被相続人が亡くなられて間もない時期にそんなメールを送るなんてあまりに失礼だと思います。